これまでにおこった経済の失敗と対策について

間違えずに生きるというのは不可能であると個人的には思います。
しかし、その間違えが取り返しの付かないものであったりする場合があり、その間違えに対して何が出来るかといえば「二度と繰り返さないこと」ではないでしょうか。
経済においてもそれは一緒です。
これまで世界では様々な失敗があり、それに対する対策が行われました。今回はそんな失敗例と対策についてお話していきます。
1929年10月24日に起きた世界恐慌からの第二次世界大戦は良い例とは言えます。国際連盟という拘束力が弱い組織、世界恐慌後の各国の自国経済圏囲い込み(ブロック経済圏)による経済の硬直が世界大戦をまねいたと省みられました。
その反省から戦後の国際連合の設立、ブレトン・ウッズ協定による国際通貨基金(IMF)、国際復興開発銀行(IBRD)がなされ国際的な通貨価値の安定・為替相場の安定・貿易の振興がはかられているのだとおもいます。
1997年のアジア通貨危機ではIMFの介入方法では経済の流動性を確保できず、問題が深刻化しました。
この反省から東アジア全体で自助と支援のメカニズム強化を目的としてチェンマイ・イニシアティブ(CMI)が構築されました。
この枠組によって各国が互いに短期的な流動性の確保を行うために素早く協力しあうことができる体制が作られました。
2008年の金融危機では各国が連携して市場に介入し問題に取り組むことで先の大戦前のブロック経済圏の発生を阻止し、IMFの改革が進め、各国のIMFへの融資、それに基づいた発言権の拡大が進んだことで市場の流動性を確保しました。
先の大戦は経済危機から10年後に発生しているため、今なお注意は必要ですが甚大なる被害を出しつつも、戦争に発展しない方向に維持できている現在の状況は反省が生かされていると言えるのではないでしょうか。
まだ、金融危機は世界中に影響を出し続けています。
これに共通の意志を持って取り組んでいける関係を作り、克服していけると先の戦争にも意味はあったのではないかと思います。